稲、収穫時期を迎えます。
ムスメ作:「親子丼」(笑)。
なかなか綺麗に撮れてていただきました(▽//)
日に日にすごしやすくなってきましたね。
沖縄的、秋の訪れでしょうか。
今年は日照時間が少ないという話を、先日農家さんからも耳にしました。
その農家さんは鹿児島県ですが、8~9月の日照時間が
平年の60%~70%のようです。
そのため、農作物への影響が心配され
もちろん米の品質にも大きく影響するので心配だそうです。。
10月は米の収穫の季節ということで、稲刈りについて
お話をお伺いしてみました
(以下、ピンクの文字の部分は農家さんのお話です)
鹿児島県の米農家さんの今|稲の収穫
稲刈りというと、昔は手で稲の根元を鎌で切り取っていました。
お米の品質を均一にするため、1枚の田んぼの稲刈りを
1日で終わらせる必要があります。
稲を刈り取り、そして稲架(はざ)に稲を架けて乾燥させます。
そして数日天日しをして脱穀をして収穫が終わります。
そのため稲刈りの日は学校を休んで家族全員で稲刈りをするのが
当たり前でした。
それでも猫の手を借りたいほどの忙しさ・・
(猫の手は稲刈りに向いていますかね・・・?)
現在では鎌を使って稲を刈るというのはほとんどなくなりましたが
中山間部や一部の地域では刈り取りを機械で行い
稲架に稲を架けて天日で乾燥を行っている農家の方も
いらっしゃいます。
しかし、今はほとんどの稲作農家では機械(コンバイン)
の進歩により、稲刈り・脱穀を瞬時に行い
運搬し乾燥機に収穫した籾を入れて乾燥させて稲刈りが終わります。
驚くことに最新の技術ではコンバインに米の食味を計測する
機械が搭載されており、稲刈りと同時に米の品質を測定できる
ようになっていて、田んぼ1枚1枚のデータを、来年の米作りに
活かすことができるようになっているそうです。
技術の進歩とはすごいですね。
10年後には今とはまた違う形の稲刈りになっているかも知れませんね。
季節も夏から秋へと移り変わり
田んぼを見ると、赤・白・黄色の彼岸花が畦に咲き、
収穫前の稲穂とのコントラストが何とも言えません。
稲穂もだんだん黄金色に近づきつつありますが
冷夏・日照不足のせいか、もう少しかかりそうです。
今月中には稲刈りが始まり、ひのひかりやあきほなみなどの秋の米を
「新米」として出荷します。
今年は価格的にも品質的にも難しく大変な年となっていますが
まずはみなさんに「おいしい」と喜んでいただけるように
がんばります。
家族総出で・・というところなどは
沖縄の「うーじたおさー(私の地元ではそう言います:^^)」に
似てますね。
以前、伊是名や金武でお手伝いをさせていただきましたが
長時間続けていると、暑さもさることながら
同じような姿勢をしているので腰にも負担がきます:^^
そういう経験をすると、普段当たり前に口にしているお米の
味わい方や噛みしめ方が変わってきます。
「食」という文化は「心」も同時に育てるということから
『食育』と呼べるのではないでしょうか。
沖縄の稲作の今
昨日、別々の方から同じ用件で連絡をいただきました。
沖縄のお米について取材をしたいという方がいるので紹介したい・・という内容。
とこどところ二期作を行っているところもあるので
連絡をしてみようと思った矢先。。
タイミングよく、その前に金武の農家さんからたまたま連絡をいただき
稲の状態をうかがうと
「台風で全滅だよ~・・」という返事に驚きました。
恩納村や名護でみかけた稲が大丈夫そうだったので安心していましたが、
どうやあ一足早く作付けを行っていたのか、ちょうど花が咲いた頃に台風に当たり
立ち枯れしてしまったそうです。
しばし言葉を失いました。
ともあれ、沖縄のお米の取材は収穫時期と希望の時期が合わない様子でしたので
今回は流れてしまいましたが、ぜひ何かの機会に沖縄の米文化を取り上げていただきたい
と、心から願います。
それから
「お米の件」で私を思い浮かべて連絡をくれたことが
個人的にはすごくうれしかったです
ありがとう。
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