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2013年11月05日

ごはんをおいしく炊くコツはありますか?

ごはんをおいしく炊くコツはありますか?



日曜お出かけスナップの続きです^^
(そうです、勝手に続きにしております。。)



県内でも二期作の収穫が滞りなくスタートしている様子です。
道沿いにも『新米』と書かれた、お馴染みの手書きの看板を見かけました。




ごはんをおいしく炊くコツはありますか?



ガードレールにかけられた稲穂。

(facebookでは一足早く近況を載せていたので、
そちらをご覧になってくださっていた方にはダブる写真ではありますが)



「まだ生えてる状態での稲穂、見たことないし。」


そんなムスコの声と、
金武の鍾乳洞に行ってみたいというムスメの声をあわせた
プチ見学ツアー^^



ごはんをおいしく炊くコツはありますか?



夏にお世話になっていた琉球大学の先生の田んぼ。
最近ご無沙汰しているのですが
研究を続けていらっしゃるようです。



こんな光景なのに楽しそうに、そしてちゃんと私の説明に
耳を傾ける子ども達に、
「まだ教えられることはあるんだなぁ」と
なんとなく感慨深い想いでいました。










こんにちは。
今日は琉球新報コラム「南風」掲載の日です。



『 ごはんをおいしく炊くコツはありますか 』



質問ランキングで、かなり上位に入る質問です。
ごはんを美味しく炊く。洗って、水を入れて、炊飯器のスイッチを入れる。
言ってみれば、ただこれだけのことにどんな“コツ”があるのでしょう?

「良い炊飯器を使ってるんでしょ」
いえいえ・・マイ炊飯器は15年もののシンプル・イズ・ベストなものです。

「こだわりな銘柄があるんでしょ」
いえいえ・・・逆にいろいろ試していくので、皆さんの方がこだわって
いるかもしれません。

さて、問題です。

では、おいしいごはんにするためのポイントは?


さて。



・おいしいお米って、どれですか?

・美味しくなる炊き方って、あるんですか?


この2つ、注目度の高い内容でもありますピース

今日はそのうちの1つ
「おいしい炊き方」について
ちょこっと書いてみようと思います。






◆おいしいお米の炊き方


①~米を洗う


お米、私と同世代くらいであればきっと小さい頃に
「水がきれいになるまで洗いなさい」と教えられたことと思います。

現在。


私はそれと逆のことをお話します。
「お米はごしごし洗わないでください^^
 ちょっと水が濁ってても大丈夫です」と。


昔に比べていろんな技術が発達してきました。
これは、精米の機械等についても例外ではありません。
以前の機械に比べて格段ときれいに精米してくれるように
なっているため、米を擦り合わせるというような洗い方は
必要ないとしています。


>例外
実は例外なるものもあります。
詳しくはのちほど。




次に。


ボウルにたっぷりの水をはり、計量した米を一気に入れます。
1回目の洗米は、米がぬか臭くならないようにするため手早くさっと洗ってすぐに
水を捨てます。
その後水を4~5回ほどかえて洗います。水は完全に澄むまで洗う必要はありません。



>「炊飯器の内釜で洗ったらダメですか?」というアナタへ。
あまり大きな問題はありませんが、内釜のコーティングが傷ついてしまうと
もったいないかな?という目でのご提案です♪
(“気にしないわ♪”というワイルドさがあれば・・・良しとしましょう)


~>「うちは無洗米よ♪」というアナタへ
無洗米=全く洗わなくて良いとおっしゃる方は多いです。
私としては、無洗米でも1~2回は軽くすすぐことを
オススメします。
米袋の裏面には記載されているのも多いのですが、意外と
気づかれておりません。




②~水加減


基本的には炊飯器の目盛り通りの水量ですが、柔らかめ、固めはお好みで
水加減をしてください。

ちなみに、“新米は古米に比べて水分量が多いので、若干水を少なめに”は
一般的に言われていることですが、精米技術の向上で洗米をごしごししなくても
すむようになったのと一緒で、保管技術も進歩してまいりました。

新米から1年経過した玄米でも、それほど劣化していない状態も多くなっています。
そして、籾を乾燥させるときも水分を調整して同じ状態にもっていくので
米自体が持つ水分も、ほとんど変化しない場合もあるのです。

なので、普通にスーパーさんなどで購入の場合は
“新米でも、まず1回目は水加減は目盛通り”で行ってみてください。

で、農家さんからの直送(ネットとか・・ね)のお米だと水は少し減らす、
というカンジになります。

どのように乾燥させたか、どのように保管したか、で水の量が変わってくるので
一概に「こうだ!」というのは決められませんが目安にしてくださいね。

逆に無洗米の場合は、通常の1割増し位の水が適量です。
無洗米がイマイチ、、と感じるときには、以外と水加減が惜しい方が
多いということがあります。




③~吸水


最低でも夏30分、冬1時間程度は吸水させるようにしてほしいと思います。
実は・・・この“吸水時間”で炊きあがりにかなり差が出るというのを
ご存知でしょうか。
お米自体がしっかり水分を吸収していると
炊きあがりもふっくらしているのですが
逆に、あまりきちんと吸水していない場合は
ごはんが硬くなる(劣化)が早くなってしまうのです。。


「水に漬ける」、基本的に言われていることですよね。

お米に水を含ませて、ふっくら炊き上げるのが目的なので
ここもしっかり行ってほしいと思います。


「渡久地サンは、どれくらい浸けるんですか?」
と聞かれますが、私は


・・・2時間ですハート


お米が産地・品種問わず完全に吸水するのが120分
と言われています。
長いようですが、慣れの問題です。
慣れてくると、漬けないと今度は気持ち悪い(笑)。


そして、たまにあるのが「お湯で炊いていいの?」という声ですが、
もしどうしても洗ってすぐに炊かなければならない場合は、水ではなく
ぬるま湯に米を浸して炊いてください。
でないと、先にお米の表面のでんぷん質が溶け出して
おいしくなくなってしまいますのでご注意を。





④~炊飯


炊飯器で炊く場合はスイッチを押すだけですから特に注意する点は無いですよね。


「渡久地さん、うち、タイマーしてるのですがだめですか???」
という声もいただきます。


タイマーをかけるのはだいたい夜。
とすれば6~8時間は浸けてしまいますよね。
さっきの浸漬(吸水)でお話したように、120分でお米は
水を吸うのをやめます。

そう、それ以上は吸わないのですが
タイマーくらいの時間になれば、今度はふやける、と想像してください。
割れやすくなったりしてしまうので
炊き上げるまでそっとしててくださいね。
長時間浸けても問題はありませんが、それなりにやわらかいごはんには
なってしまいます。


炊飯が終わったらすぐに蓋を開けずに10~15分程度蒸らしてください。
お使いの炊飯器を確認してくださいね。
蒸らし時間まで含まれているものもあるので。
その後しゃもじで釜の底から返すようにご飯をさっくりと混ぜます。


この、「蒸らす」「ほぐす」は、すごく重要だと考えています。


炊き上がったごはんの水分状態を均一にしたり
ほぐすということでムラを均一にしたり空気を含ませたり。

タイマー炊飯だと、蒸らすという時間は持てませんが
とりあえず、ほぐす、ということは行ってくださいね。
でないと、べと~・・・となった状態で保温される良くない環境に
なってしまいます。





⑤~保温


基本的に保温はオススメしていません。。

いろんなタイプの炊飯器が出ていて、保温が上手くできるコも登場しているので
そういうのは別として。

4時間くらいから、変色や匂いが出たり。。
炊飯器の蓋の開け閉めで、空気中の成分がごはんの成分と結びついて
そうなったりしやすくなると聞いています。

残りごはんは、ラップで個包装して
あら熱が取れたら冷凍庫に入れる、を私は行います。
昔ながらの冷やごはんも、レジスタントスターチ効果で良いかもしれませんね。






ごはんをおいしく炊くコツはありますか?



お米。



計って、洗って、浸けて、スイッチを入れる

ただこれだけのことですが
お米の味わい方もそうなのですが、ちょっと気をつけるだけ。
保存方法や炊き方等に気を付けるだけで、ずいぶん味も変わってきます。
美味しいお米を食べるため、皆さんもぜひ実践してみてくださいね。





当たり前のように炊いているご飯も、
きちんとポイントを押さえて炊飯することで
より美味しさが引き出せますよ。





そんなお話を、少しだけ紹介しているコラムです。

▲琉球新報「南風」コラム11月5日号





昔、ムスコがまだ10歳くらいの頃。
「おかあさ~ん、こしひかりのおいしい炊き方教えるよ!!」
といわれたことがありました。

“可愛い(笑)”と思いましたね(▽//)ww

確か、調理実習か何かで習った日だったかと思います。
で、そこで使ったお米が「こしひかり」というのまでは記憶してたのでしょうね。
しかも「お母さん、お米の話だから喜ぶかも」と
思ってくれたのかもしれません。

みなさんにも、そんなほっこりするような思い出はありませんか?















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




南城市佐敷、「風の里」がOPENしました。

以前より、放射能検査等でいろいろお世話になっていた場所でもあり
ご連絡いただいたことを嬉しく思います。

今回、オーナーとなりました小橋川さんも
“食育”ということへの深い関心と
ベクレルフリーでご自身がお子様を持ったことで
本当に安心で安全なものとは何なのか?を真剣に考えている方です。

連絡をいただいたばかりでまだお伺いしてはいないのですが
近い内にお邪魔してみようと思います♪




ふたば おまけ ふたば・・・・・・・・・・・


ごはんをおいしく炊くコツはありますか?

金武の鍾乳洞へも行ってみました。



ごはんをおいしく炊くコツはありますか?


子ども達とはまだ行ってない恩納の道の駅。
あと少し、一緒にいられるであろう時間を味わおうと思います。

・・・

遊んでくれる限りは(笑)。



なんだか“秋の遠足”っぽい一日となりましたピース





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Posted by こめなな at 12:19│Comments(0)食育
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