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2013年06月21日

食欲とバトル、にまでたどり着かないときに。

食欲とバトル、にまでたどり着かないときに。


つるんと食べれるわらび餅。
ムスコと私の大好物ですハート




こんにちは。

今日は暦では“夏至”、一年で一番昼が長いと・・
今朝ラジオでお話してたのですが、この「昼が長い」を時間でいうと
北海道だそうですよ。その時間約15時間。
逆に南の沖縄・与那国で約13時間。
私のイメージで勝手に南国の方が昼が長いとばかり思っていました。

さて、そろそろ確か高校野球。
ウチのムスメは簿記部を引退したかと思えば
放送部にいたり、図書委員にいたり、最近
「金管バンドはいってきた」と事後報告。
今年の初めにハワイにいったとき、久しぶりにドラムに触れて以来、
中学3年間で培ってきたパーカッションの血が騒いでいるらしく
どうしても音楽を、ということで短期入部したそうです。

パワーあふれる子ども達でも、ときにエネルギー切れになってしまうことも
ありますね。



食欲を抑える、に特化して昨日はお話してみましたが。

そのまったく逆の「食欲がないとき」についても
お話してみようと思います。


光があれば陰もある。
陰があれば陽もある。


食欲があれば無いときもある。


という、そんなめちゃくちゃ単純な思想のもとスタートです(笑)。



食欲がないときっていうのは、病気が原因なときは治療が必要となりますが
「食欲がありすぎる・・」というときと同じ“ストレス”が原因になる場合もあります。


人によってストレスがどのような作用を起こすのかが違うということですよね。



次に考えられるのが“疲れ”。

この“疲れ”について少し調べていきましょう。

今のご時世、子どもも「疲れた・・」とつぶやいてしまうほどに
誰でも感じるであろうものになってるかと思います。

もちろんこちらも病気が原因で疲れやすくなるという場合もあるのですが
精神的疲労と肉体的疲労があります。
この2つが重なったときに表面化することが多いのだとか。

だとすると、熱中症対策のときに
「喉が渇いたと感じてからでは遅い」と言われてるように
「疲れた」と感じてからでは遅い、ということになるのでしょうか。。

過労が蓄積したり、精神的・肉体的作業を続けることで
体内でのエネルギー源となるグリコーゲンが減少し、エネルギー不足を引き起こす
というメカニズム。


「食」に携わる身として、一番に食事で気をつけていけることから
先にお話していきます。


病気が原因でない場合は、まず一番に休養が大切なのはもちろん、
同時に疲れがとれやすい食事をとれると更に良いですよね。



◆糖質からエネルギーを補う

一番にできることはエネルギーを補給すること。

はちみつや果糖などもブドウ糖になり、このブドウ糖が脳や神経系のエネルギー源と
なることから、精神的疲労を回復させることに役立ちます。

脂肪も分解して筋肉のエネルギー源になることもできるのですが
筋肉にたまった疲労を取り除くには糖質が必要なので、結局は
肉体疲労にも効果が期待できるということになります。



◆良質なタンパク質食品をとる

肉体労働の場合であれば、タンパク質は多く必要だろうということは
きっと皆さん容易にイメージできるはずですが、
実は、精神的にストレスがかかったときにも必要量は増大するそうです。

ストレスがかかると、それに対応するためにいくつかのホルモンがでて
そのストレスを乗り越えようとします。
このとき、そのホルモンにより体のタンパク質の分解が進みます。

ということであれば・・・

ストレス社会の現代人にタンパク質は欠かせない食品ですよね。


肉・魚・卵・豆腐・牛乳などに不足がないかを
今一度振り返ってみましょうね。
ビタミン類が豊富なものはやっぱり野菜。レバーであれば鉄も補えます。
油も抜かずに、料理で通常使う分くらいは大丈夫というくらいの気持ちで
考えていきましょう。

疲れているときは同時に食欲もないときが多いかと思います。
そのときは料理の味付けなども、香辛料や酢などで食欲増進になるような
ちょっとした工夫もできると、なお良いですね^^


大切なのは『続けられる』ということですよ♪




◆ビタミンB1・B2・C、カルシウム、鉄をとる

これらの栄養素は疲労に関係のあるものです。
日ごろから疲れを感じる人が栄養剤を飲むとなんとなく治ってしまうのも
このような栄養不足が関係していると考えられます。

栄養剤やドリンク、サプリなどを飲むのも1つの手かもしれませんが
もっと根本的なことを言えば
日ごろ口にする食事に気をつけ、バランスよく食べるという心がけが
大切なんですよね。



◆運動と休養のバランスをとる

この疲労感、運動しすぎてもしなさ過ぎても感じるもの。
日ごろ体を動かす方はのんびりできる休養をとり、
精神的に疲労しやすい方は、逆に体を動かすことを意識してみましょう。



これらを見てると分かるかと思いますが
基本的な規則正しい生活リズムを作ること、きちんと眠ることが
大切にするということが健康を作る、維持する上で
自分でできる一番見近な方法ではないでしょうか。



また、「疲れ」以外でも食欲のないときというのは
運動不足・ストレス・胃の調子がよくないときなどでもおこるものです。


夏は“夏バテ”というカタチでやってきますし・・

そんなときに。



・ストレスを取り除く

家に着くとほっとするのと同時に「疲れた~」って発してませんか(笑)?
まずはお風呂から入ってゆったりすることで気分転換すると
変わるかもしれませんよ。




・食前に適度なアルコール

家に着くと「ただいま」と同時に「お風呂にしますか?ビールにしますか?」
的なやりとりが私のイメージの中にあります(笑)。
ただ、がっつり飲んでしまうと中には食べなくなる方もいらっしゃるので
そこはたしなむ程度に・・してほしいと願います(▽//;)




・視覚にも訴えてみる

味付けを濃いめにするとか工夫してみるなどのお話もしましたが、
見た目での盛り付けや食器、花や音楽、はたまた会話など、
食卓を彩るものは幅広くあります。

気の利いた場所で食事をする機会があったり、好きなカフェなどがあれば
そんな雰囲気をまねてみるのもいいですね♪




・一口でも口にするようにする

口にすることでもしかすると以外に食べれたりすることもあります。
前にウチでムスコが部活のあと、あまりにも「食べれない」を連発したので
ニラと卵の簡単なキムチ雑炊にしてみたのですが、これがめちゃくちゃ食欲を
刺激してくれたらしく、結局他のものまで全部たいらげてしまったこともありました。

また、食べないでいることで体脂肪の分解がすすみ、かえって食欲を抑えてしまうとか。
気をつけましょうね。



ちなみに、西欧では古代から薬草として用いられてきたセロリ。
苦手な方も多いかとは思いますが、薬効効果はさまざまです。
ほかにも、びわ・とうがらし・きゅうり・トマト・パイナップルにも
食欲増進の効果が期待できる野菜やくだものとなっています。


勘のするどい方はお気づきかもしれません。


意外と、顔ぶれは「夏野菜」ですよね。
そう、旬のもの。

不思議ですが、自然ってすごく上手くできているんだな~と
こういうのを書いていると改めて感じさせられます。

栄養価だけでなく、そのときに生命の維持に必要なものが
しっかり組み込まれているんです。


しっかりそのパワーも活用して
大切な家族を守っていきましょうピース







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Posted by こめなな at 12:50│Comments(0)食育
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