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2013年10月15日

お米から見ていく 『 育 』 とは?

お米から見ていく 『 育 』 とは?


12日・13日に開催されていた「やんばるの産業まつり」を
ちょうどのぞくことができました♪


感想~♪
“なかなか楽しい”(▽//)ww
友好都市などの出店もありましたよ^^


普段あまりいくことのできないやんばるが一堂に集まるので
全てではないのですが「垣間見る」ことができるので
さらに興味を持ってもらえる場になることと思います。

で。

こめなな的に“羽地米”をGETしてきました(笑)。
沖縄の県産米、たぶん多くの方の思うよりはるかに
綺麗な米粒だと思います♪
聞くと、今月末には収穫が始まるということでしたので
時間があれば、お邪魔してみたいものです。


お米から見ていく 『 育 』 とは?


羽地米。
米粒は小粒ではありますが
ひびや割れも少なくて、なかなか良い状態だと思います。

気になって気になって(▽//)ww
炊飯してみました♪
つや感はもちろんですが香りが強い。
もっちり感や粘りは弱いので比較的あっさりとした味わいです。
ひとめぼれでしょうか・・(確かそうだったと記憶しています。)
1つ言えることは
「香りを食す」という感覚になるということ。。
香りフェチにはたまりません^^



▼その羽地米について書いていらっしゃった方を見つけました^^

羽地米復活のカギ:宮平栄治の沖縄経済学会コラム




さて。
昨日、最後に書いてた「食を楽しむ」というところの
根っこのお話をちょこっとしていきたいと思います。



先日、「渡久地さんは食育についてどう考えているの?」
というような質問を受けました。

そこでまずさきほどの“食を楽しむ”というお話をしました。
楽しむ、という言葉にひっかかったんでしょうね。



「現在、世界各地で楽しむどころか今日食べるものにも困っている
国があるのに、“楽しむ”というのは贅沢な国のすること。
それってどうだろう」
という反応があったのですが、それってすごくもっともなことだと
思います。

ただ“楽しむ”という一言で片付けてしまうと
もちろんそういう反応になるのは承知です。

私がまず楽しんでほしいということには理由があります。



みなさん、「好き(興味がある)」の反対は何だと思いますか?



今、食への意識もあるとないで分かれることと思います。
食への興味がない部分へ、どれだけ大切さをアプローチしても
それは興味がないことです。
人は楽しいことや気持ちのいいことは目をむけてくれるもの。
であれば、食もまず楽しいものだというように感じてもらうことから
スタートすることが大切だと考えています。

楽しい、ということで1つ興味をもってもらうことで
少しづつステップを踏んでいけるものです。
味や産地、栄養やその意味は確かにホントであれば今すぐ
知ってほしいものですし、興味を持ってほしいことです。

でも、正直そうでないことも知っています。

そういうのは少しづつ段階を踏んでいけば自然と目に付いていくものです。
そこから最終的に世界に目を向けてもらえればいいのではないでしょうか?

自分達の足元すら見えない状況で
世界を気にするなんて難しい話・・というのは私自身の体験談。




私、もともと「食」に興味があったわけでもありません。




米は他に比べて好き、なくらいでした。
そう、まずは「何に興味をもってもらうか」を見つけていくこと^^
その「ちょっと好き」から繋げていくのを
私は目的としています。

他に比べてちょっと米が好き、から
米の味や産地、農家さん、栄養やその良さを学びたくなり
それを伝えていきたくなり、今に至るわけです。
今でこそ、六次産業としてどう米をアプローチできるのかなんて
考えてみたり、後継者問題やベクレルフリーなんてものも
考えるようにはなりましたが・・・
1歩をみつけていかなければ
すでに食への意識の高い方の理想とするところへなんて
とうてい理解はできません。



お米から見ていく 『 育 』 とは?


食の楽しさ、米の楽しさ、
あなたなりの楽しみ方を見つけるお手伝いができれば
こめなな冥利に尽きます。

関心があるのは人それぞれ違うし、違って当たり前です。

だからこそ、その部分を繋げる・発見できることができたとき
ココロから嬉しく思うのです。




「好き(興味がある)」の反対、それは「無関心」。
嫌いや反発のあるうちは、気が向いているからというのは
聞いた事がある方も多いかと思います。

今、朝ごはんにしてもお米にしても
なるべく、その「無関心」を変えていけるかをしていくことが
先ではないでしょうか。



県や国、アジア、世界の飢餓や遺伝子組み換え食品、
溢れる廃棄食材の問題なんかは
人類規模で考えていかなくてはいけない問題です。

でも

関心がなければ
その問題や被害を抑えることはできないのですから。




いろんな分野で頑張っている方の話を聞いて共通に感じること。



例えば沖縄の教育へ手本として導入するのが本土であるとき
それは本土を基準にすることになります。
地域性での良さや特性などではなく
点数などでの評価をしていくとどうなるのか?

もしかすると全く違う良さを持っていても
その基準に添えなければ改正されることになります。


それで良いのでしょうか?


沖縄の米文化も、本土とは異なる道を歩んできました。
それは食文化の違いでもあります。

そこに、本土の食育をもってきてあてはめるなんて
私にはできません。
一般的な食育を学びました。
それはあくまでも基準です。
伝えていくものとして、基準をまず知り
沖縄の風土や個性にあわせて噛み砕いて落とし込んでいかなくては
「何言ってんの? このヒト」
となるわけです(笑)。

島米は美味しくなかった。
初めて本土へ行ったときに食べたお米のおいしかったこと・・・

そんな話を聞きませんか?
またはそういう記憶を持っていませんか?

おいしいとされる米を食してきた文化と
外国産米、島米、古米などの米を食してきた文化は
同じことを話して伝わるのでしょうか?


収入が著しく少ないとされる県でもあり、
共働きやひとり親の割合が多いとされる県でもある。
その多様化するライフスタイルに
理想とされる食育がすぐに当てはめられ、活用できるのでしょうか?


気が付くと「?」スタイルばかりですね汗 



まずは「食は楽しい」と感じてもらいたい。



こめななの想いのねっこです。

今すぐそう感じてほしいという想いと、
今すぐはちょっと実感湧かないなという想いの
その両方を少しづつでも繋げていくことが
私の役目だと、勝手にですがそう思っています^^








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Posted by こめなな at 11:18│Comments(2)食育おこめ
この記事へのコメント
リンクの記事に羽地米は台中65号とありましたが、現在の羽地米はほとんど「ひとめぼれ」か「ちゅらひかり」だとおもいますが、いかがでしょうか? また、台中65号はそんなに食味が良いとは言えないと思いますが・・・  良いとすれば昔の懐かしさでしょうか、 草丈が大きいので藁にはちょうどいいかと思います。
Posted by sumionsumion at 2013年10月15日 23:44
◆「sumion」サマ♪

そうですね、現在沖縄で栽培されているのは
ほぼ「ひとめぼれ」「ちゅらひかり」です。
リンクの方は羽地米復活当時のことについて
書いていらっしゃったこともあり、今ではなかなか知らない
お話ということもあってご紹介させていただいています^^

食味の良いものを・・ということで、ひのひかりを試験的に
栽培していたり、新しいものを育てている方もいます。
沖縄でもこれから栽培品種は変化していくことと
思いますよ。

いつも関心を寄せてくださって、ありがとうございます!
Posted by こめななこめなな at 2013年10月16日 00:11
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