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2012年10月15日

米の味こそ、気にしなさい^^

米の味こそ、気にしなさい^^




たまに

違う職種の方と話をすると
見方が変わり、はっとするコトがあります。

刺激を受けることは大切ですね。




おはようございます。
台風21号と22号が平行な状態で進んでますね。
どちらも動きが遅く、どう影響していくのか気になるところです。
今週末に、延期に延期を重ねたムスコの剣道の試合と(笑)、
うるま市まつりがあり、そこでムスメの太極拳の演武もあります。
天気の回復、祈るばかりな母ですニコニコ






米の味こそ、気にしなさい^^



『米の味こそ、気にしなさい^^』

なんて強気なタイトル(笑)。
もちろん、コレにはワケがあります・・


「おいしいお米が食べたいんだけど
 いまいち、どれが好みなのかわからないんだ汗



先日、そんな声をいただきました。

なるほど・・・



ネットで調べても、
・おいしいお米の研ぎ方
・お米の保管方法
・お米の選び方


などなど。
そういうのはけっこう出てくるのですが、
“味わい方”や、“堪能の仕方”などというのはありません。
あって、食べ比べセットくらいでしょうか。

確かに、私の方でも
お米の美味しさを感じるポイントは個人個人違っていて
それにはいくつかのタイプがある、ということは
常にお話しているのですが。

では

そのタイプをどう見分けるか、というのは
きちんとお伝えしていなかったと思います。

本来ならば、感覚も要することなので講座で直で
お伝えするようにしているものです。というのも、
文字でお伝えするのが実はけっこう難しいというのが
ありまして。

ただ、何度かお話してますが
「お米の基本を学ぶことで、全てにおいての基本の大切さに
気づきました」
という声や
「お米の味わい方を知ることで、お米の見方が変わりました」
という声を、ほぼ毎回のようにいただいております。

なので

今回、特別に頑張ってみます(笑)。





米の味こそ、気にしなさい^^



基本的に、日本人としておいしいお米(ごはん)として認識しやすいのは

・もっちり

・甘い

・白くてつやつやしている

・香りが良い

・粘りがある

というのがメインでしょう。
なので、それに合わせた品種改良が進められるわけです。

少し発展して
・冷めても硬くなりにくい
・歯ごたえがある
という感じの感覚が出てきます。

それは今は少し置いといて・・



まずは「お米(ごはん)」をきちんと“見る”ことからスタートします。


◆つや

ご飯のつやはお米の水分が豊富にあるかどうかで判断されます。
なので、精米して日数の経過してしまった劣化したお米や
精米しすぎ・お米の研ぎすぎによってつやがでにくくなることがあります。


◆ご飯の白さ

良いご飯の状態の白さは、透明感のある白さであり
つやと白さは同じく良い状態のときのものです。
みずみずしさが失われ、透明感を失ったような白さは時間とともに劣化し、
黄ばみの原因にもなります。
(保温のし過ぎでも黄ばみになるので、そこは次の機会にまた・・)
強く精米することで白くはなりますが、お米のうまみ層まで削りすぎる場合があるので
ご飯本来のおいしさが損なわれます。
(スーパーなどの量販店はクレームがでないように精米しすぎる傾向があります。
こちらも、次の機会にまた・・:^^)
品種や産地や精米方法でも、そのご飯の白さの状態は変化します。





見た目の判断は、きっとすぐに分かるものですよね。


では、ここからが“感じよう”としなければもしかすると
通り過ぎてしまう感覚が必要になってくる部分になります。






◆ご飯の香り

ご飯の香りは土の香りとも言われています。
お米に潜在するおいしさは土の栄養分や有機質な肥料が豊富にいれられた
田んぼのお米ほど食欲がそそるにおいがします。
お米の旨さを左右する成分は、土の栄養分などにすごく影響をうけるものです。
栽培方法にこだわったお米の美味しさは、そこに通じるものがあるのは
納得いただけるでしょうか?

まれに、このご飯の香りが分からないという方や
ご飯の香りが苦手という方がいらっしゃいます。



◆ご飯の歯ざわり

産地や品種によっても異なることがあります。
又、炊き方によって左右されることがあります。
味わい方は、ご飯を食べたときの感じです。
ソフトでありながら、一粒一粒が分かるものが良いと
されることが多いです。
こちらも、精米のしすぎや研ぎ方・水加減や釜によっても条件が変わります。
最近の「おいしいお米の条件」として
この食感を大切にする傾向が強いそうです。
なので、お米のおいしさを一番感じやすいポイントかもしれません。



◆ご飯の粘り

こちらも、産地や品種によっても異なるものです。
一般的にこしひかりの粘りが日本人的にはおいしいと感じやすいといわれます。
(おいしい米の基準として、こしひかりが多く登場しますじ、全国的に作付けが
多い理由もそこにあります)
味わい方は、ご飯を奥歯で噛み締めた時に、ご飯の弾力で顎がバネのように
弾く感覚がわかると良いお米と判断されます。
ただやわらかいだけではダメなんですね。



◆ご飯の甘み

驚くことに、ごくたまにこの方法を、ご自身の感覚で表現なさる方がいます。

味わい方は2通り。
ご飯を噛み締めた時に、ご飯の甘さが口の中で広がり
鼻に抜けていくのが甘みのあるお米です。
そのあとにご飯粒が喉元を通り過ぎた後に、喉で甘さを感じることがあります。
ご飯の甘さが口の中で残る場合と
瞬時に消えていくものがありますが
どちらが良いかは好みでかまわないと思います。


(京の米料亭・八代目 儀兵衛さん:HP引用)




これらが「おいしいお米(ごはん)」のポイントを見る方法です。
では、それらをどう自分の基準におとしこむか・・・♪
本当は何種類か比較できれば一番速早いのではあるのですが
それを言うと元も子もありませんよね:^^


まず言えることは

『集中して味わってください』

実はここに尽きるでしょう。
そこから、どの感覚(感想)が一番残っているかです。


つやつや感が印象的だったのか

口に残る甘さに惹かれたのか

のど越しの良さが気に入ったのか



もし、そのどれもで悩んだ場合の究極の方法をお伝えします。
それは



『ごはんだけで美味しいと思えたたかどうか』



です(▽//)。 これが一番確実♪
その時のお米が、あなたにとっての「おいしいお米(ごはん)」で
間違いないでしょう♪


ここまで、一般的においしいと言われるお米(ごはん)の味わいについて
お話してきましたが、それを良しとしない感覚ももちろんあります。
簡単に言うと、上記の基準と逆だということになります。

・硬めのごはんが好き
・粘りが強くないほうが良い
・香りが苦手

それはそれで分かりやすいですよね。
よく売り場などで、お米の評価数値が添えられていますよね。
このケースの方はそれの点数の低い方を選んでみるのも
ひとつの「手」です。

好みの違いなので、決して他人と違うということで悩まないでくださいね^^



「こめななサン・・やっぱり文字じゃ分かりにくいとよ。」

となってしまったアナタ♪
講座でお伝えしましょうねピース



あさって17日の水曜日に
おにぎりマイスター講座以来、ちょこっとひさしぶりに出張講座行ってきますダッシュ
こめななブログへのオーナーメッセージで実現した講座、
今回は保育園での親子おにぎり講座になります。

時間や人数、内容希望が整っていれば
こめなな出張講座も受けてます。
お気軽にメッセージへどうぞ♪





・・・・・・・おまけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



米の味こそ、気にしなさい^^


先日、地元で交通安全運動がありました。
老人会による催しですが、
その通りに信号待ちなどで停止する車に手作りのお守りを
1個1個手渡していくものです。


外で配るおじいちゃんに混じり、外人さん率の高いこと♪


なんてインターナショナルな地域キラキラ 
ムスメと話していました。
冒頭の、違う職種の方から受ける刺激があるというのに
なんだか近い感じがします。

もともとの私の地元でもあるのですが
小学生の頃、お互いに言葉も話せないのに帰り道が一緒なだけで
外国人のコと仲良くなってたり
マラソンしてる軍人さんが軽く挨拶をしてきたり、
通りすがりで道をきかれたり(もちろん英語なので、ひたすらジャスチャー)。

そういう環境に自然と子供の時から馴染んでいるのは
危険と呼ぶ方もいるのですが、私はなかなか面白いことだと思います。




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Posted by こめなな at 10:47│Comments(0)おこめ
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