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2012年12月06日

新米、「水を減らして炊くの?」

新米、「水を減らして炊くの?」
(写真は今年7月の県内の風景です)



おはようございます。
今朝は冷えますね^^

珍しくスーツなんぞを着てみました。
・・・ん?

もちろん、ただの気分です(笑)。




12月に入り、2期作の行われる沖縄も
先月から収穫時期に入っています。


現在は、東京に次ぎ米生産量の少ない沖縄ですが
かつては多くの水田が見られたという話を耳にします。

しかし、昭和38年の大干ばつで一気に生産量が減り、
さらに砂糖が急騰したことから、県の政策もありますが
サトウキビへ切り替えた農家さんが多かったようです。

ほかにも、
・作っても需要が少ない
・河や湖などの淡水が少ない
・アメリカ領土であった
・台風が多い
などの原因もあったようです。

そんな沖縄ですが、今でも米どころと呼ばれる場所もありますね。
1位 石垣島
2位 伊平屋島
3位 竹富島
本島でも、金武や屋嘉、名護、恩納村でも栽培されており、
収穫時期になると、ガードレールに干される稲穂は
季節を感じることのできる名物の1つではないでしょうか。



スーパーさんでも、ほぼ新米が出揃った感じを見受けます。



新米と言えど、昔に比べて数段も保管技術(低温管理)が進み、
以前のような食味の違いが無くなってきたといわれていますし、
実際そう感じることも多いです。


しかし、香りは独特です。


おいしいごはんになる米は、その香りにも心奪われます。
青く、みずみずしい香り・・・。
(香りフェチな私にとって、それはたまりませんハート



そんな新米は
「水を減らして炊く」のが一般的な常識になっていますが、
どうしてなのでしょう?


米の含まれるβデンプンは、加熱することで
αデンプンという、消化しやすいもので変化します。

お米を炊く、という行為は
こうして変化させることが目的なのです。

新米は、通常の時期のお米より細胞組織が柔らかいことから
αデンプン化しやすいので、
加熱が少なくて済む=浸水があまり長時間必要でない、ということで
水は少なめに、ということになっていました。

また、新米が出る以前に(5~8月)店頭に並ぶ米は
保管場所により水分が損なわれている場合もあり、
それをカバーすべく、水分を増やす必要があったのです。
そこに新米が出てくるので、水の量を元に戻す意味から
「少なめ」といわれてきたのでしょうね。

しかし、
先に挙げたとおり、保管技術の進化と
年間通しての安定した状態を保つために水分調整されている
場合もあることから、まずはいつも通りの炊飯をお試しくださいピース



お米って、どんな料理にもあいますよね^^

日本食にはもちろん、洋食・中華・・・
そして、それぞれの料理に合う品種や炊き方なども
実は存在するんです。

そこについては、また回を改めてお話しましょうね♪






最近、少しづつ
私の方へ直接、店舗のお米の問い合わせが増えてきております♪

「いくらですか?」

というのではなく、
「オススメはどれですか?」

「放射能検査済みなものはどれですか?」
「特裁や有機などもありますか?」
「ネットで買えるんですか?」

などなど、多岐に渡ります。

価格の問い合わせだけではない、というのが
こめなな的には一番嬉しいことです(笑)。




気になる方、
ちょっと聞いて見たい方、

お気軽にお問い合わせくださいねニコニコ



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Posted by こめなな at 09:45│Comments(0)おこめ
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